結論から言うと、ぴよログの「データフィード」は、アプリで発行した専用URLにアクセスすると直近の育児記録をJSON形式で取り出せる、読み取り専用の公式API(2026年9月公開)です。無料プランでも1件・直近24時間分まで使え、プレミアムなら最大5件・28日分まで取れます。URLはパスワードと同じ扱いが必要です。
「ぴよログ api」「ぴよログ ダッシュボード」「ぴよログ csv」と調べる人は、記録を自分のツールやスプレッドシートで集計したい人が多いはずです。この記事では、ぴよログ公式の「データフィード — 使い方とデータ仕様」(データ仕様v1・2026年9月18日更新)と、株式会社ぴよログ代表の公開ノートで確認できたことだけをもとに、作り方・プランごとの違い・取れるデータ・注意点を整理しました。

まず結論:ぴよログのデータフィード早見表
| 知りたいこと | 答え |
|---|---|
| 何ができる? | 専用URLにHTTPS GETでアクセスすると、直近の記録がJSONで返ってくる(読み取り専用) |
| いつから? | 2026年9月公開。代表のノートではアプリv9.4.0から利用可能と案内 |
| どこで作る? | iOSアプリの設定 →「データフィード」→「新しいフィードを作成」(公式の手順はiOSアプリで案内) |
| 誰が作れる? | アカウントの「管理権限」を持つ人だけ |
| 無料で使える? | 使える。無料は1件・取得期間24時間・有効期限90日 |
| プレミアムだと? | 最大5件・取得期間24時間/3日/7日/28日・有効期限90日/365日/無期限 |
| 対象の子ども | 1フィードにつき1人 |
| 書き込みはできる? | できない(読み取り専用) |
| CSVで取れる? | フィード自体はJSONのみ。CSVにしたいときは受け取ったJSONを変換する |
| バックアップに使える? | 向かない(公式が「完全な同期やバックアップの用途には向きません」と明記) |
データフィードとは?エクスポートとの違い
データフィードは、ぴよログの記録を外部のツールから読み取るための連携機能です。公式ページでは「自作のダッシュボードや、個人の集計・分析などに利用できる、読み取り専用の連携機能」と説明されています。株式会社ぴよログ代表の榊原洋平さんのノート(2026年9月15日)でも、読み取り専用のAPIとして公開したこと、自作ダッシュボードやAIでの分析などの使い道を想定していることが書かれています。
これまでの「エクスポート(テキスト・PDF)」との違いは次のとおりです。
| データフィード | エクスポート(テキスト・PDF) | |
|---|---|---|
| 取り出し方 | URLにアクセスするたびに最新の記録が返る | アプリで操作するたびにファイルを書き出す |
| 形式 | JSON(プログラムで扱いやすい) | テキスト(.txt)・PDF |
| 範囲 | 直近24時間〜28日だけ | アプリで指定した期間 |
| 日記・写真 | 含まれない | エクスポートの種類による |
| 向いている使い方 | ダッシュボードで今日・今週の様子を自動表示する | まとめて保存する・印刷する・人に渡す |
「定期的に自動で手元に記録を残したい」という目的には、取得範囲が最大28日で、削除や編集の履歴も出ないデータフィードは合いません。長期の保存は、アカウントリンクとテキスト・PDFのエクスポートで考えるのが安全です。
データフィードの作り方(iOSアプリ)
公式ページで案内されている手順は次のとおりです。作成・一覧表示・URLの表示・失効には、アカウントの管理権限が必要です。権限がない場合は、同じアカウントの管理ユーザーに管理権限をもらってください。
- iOSアプリの設定画面で「データフィード」を選び、「新しいフィードを作成」を押す
- 対象の子ども・取得期間・有効期限を選ぶ(管理用の名前は付けても付けなくてもよい)
- 内容を確認して「フィードを作成」を押す
- 詳細画面で「フィードURLを表示」を押し、「URLをコピー」または「URLを共有」でURLを取り出す
URLはあとから再表示できます。フィードはアカウント単位で共有され、同じアカウントの管理ユーザーなら作成者にかかわらず参照・管理できます。
なお、名前・対象の子ども・取得期間・有効期限は作成後に変更できません。変えたいときは詳細画面の「フィードを失効させる」で終わらせてから、新しく作り直します。失効させたURLは二度と使えません。
公式の手順はiOSアプリの画面で書かれていて、Androidアプリでの作成手順は確認できた公式情報に記載がありませんでした。Androidしか持っていない場合は、同じアカウントでiPhone・iPadを使っている管理ユーザーに作ってもらう形になります。
無料とプレミアムの違い
| 項目 | 無料 | プレミアム |
|---|---|---|
| 作成できる数 | 1件 | 5件 |
| 取得期間 | 24時間 | 24時間・3日・7日・28日 |
| 有効期限 | 90日 | 90日・365日・無期限 |
押さえておきたい点は次の4つです。
- 作成時のプランで種類が決まる:無料のときに作ったフィードは、あとでプレミアムに入っても無料フィードのままです。長い期間を取りたいときは、プレミアム加入後に新しく作ります。
- プレミアムが切れると止まる:プレミアムフィードは、プレミアムの利用状態が無効になった時点で停止します(自動更新を止めた時点ではありません)。無料フィードは影響を受けません。
- 再加入すれば同じURLで再開:有効期限内で失効させていなければ、再加入で自動的に再開します。ただし停止中も有効期限は延びません。
- 上限は停止中のものも数える:無料に戻ったあと、停止中のプレミアムフィードが残っていると無料フィードを新しく作れません。先にそのフィードを失効させます。
プレミアムの料金や解約方法はぴよログのプレミアム・課金・広告・解約のまとめで整理しています。
取得期間と更新のタイミング
取得期間は「データを作った時刻からさかのぼった時間」です。「1日」は24時間のことで、その日の0時からではありません。また、アクセスのたびに毎回作り直すのではなく、一度作ったデータを一定時間使い回します。
| 取得期間 | 取得する範囲 | キャッシュ保持時間(目安) |
|---|---|---|
| 24時間 | 過去24時間 | 1分 |
| 3日 | 過去72時間 | 2分 |
| 7日 | 過去168時間 | 5分 |
| 28日 | 過去672時間 | 15分 |
そのため、アプリで記録を足したり直したりしても、すぐにはフィードに反映されません。28日フィードなら、15分ほど前の内容が返ることがあります。公式は、同じURLへのアクセスは1分に1回程度までを推奨しています。ダッシュボードを作るときは、数分〜15分おきに取りに行く程度にしておくのが無難です。
取れるデータ・取れないデータ
| 含まれる | 含まれない |
|---|---|
|
|
ほかにも知っておくと迷わない仕様があります。
- 睡眠時間は計算されていない:「寝る(Sleep)」と「起きる(WakeUp)」は別々の記録として出ます。睡眠時間を出したいときは、自分で差を計算します。
- 単位は固定:アプリの表示設定にかかわらず、量はml、長さはcm、体重はkg、体温は摂氏です。
- 日時は世界標準時(UTC):末尾に「Z」が付いたUTCの時刻なので、日本時間で見るには9時間足します。
- カスタム記録は番号だけ:Custom1〜Custom10の固定名で出て、自分で付けた項目名は入りません。
- 母乳の量とメモは2026年9月18日の更新で追加:既存のフィードURLにもそのまま反映されています。
使う前に必ず知っておきたい注意点(URLの扱い)
データフィードのURLには、ログインもAPIキーも要りません。URLそのものが鍵なので、URLを知っている人やサービスは誰でも記録を読めてしまいます。公式も「フィードURLは、パスワードと同じように扱ってください」と書いています。
- SNS・ブログ・公開されているGitHubのリポジトリなどにURLを載せない
- 公開するウェブページのコードにURLを埋め込まない(ブラウザで見た人にURLが見えてしまう)
- メモに書いた名前や住所は自動では消されない。メモも外部に出る前提で書く
- 漏れたかもしれないときは、そのフィードを失効させて新しいURLを作る
- 失効させても、連携先がすでに保存したデータは消せない。渡す先は信頼できるところだけにする
ぴよログに保存される情報や運営会社についてはぴよログの運営会社と安全性・個人情報の扱いにまとめています。
CSVやスプレッドシートで見たいときの例
フィードが返すのはJSONだけです。表計算ソフトで見たいときは、受け取ったJSONをCSVに変換します。たとえばPythonなら、次のような短いコードで「日時(日本時間)・種類・量・メモ」の表にできます(URLの部分はアプリでコピーした自分のURLに置き換えます)。
import csv, json, urllib.request
from datetime import datetime, timedelta, timezone
URL = "アプリでコピーしたフィードURL"
JST = timezone(timedelta(hours=9))
with urllib.request.urlopen(URL) as r:
data = json.load(r)
with open("piyolog.csv", "w", newline="", encoding="utf-8-sig") as f:
w = csv.writer(f)
w.writerow(["日時", "種類", "量", "単位", "メモ"])
for rec in data["records"]:
dt = datetime.fromisoformat(rec["datetime"].replace("Z", "+00:00")).astimezone(JST)
v = rec.get("value") or {}
w.writerow([dt.strftime("%Y-%m-%d %H:%M"), rec["type"],
v.get("value", ""), v.get("unit", ""), rec.get("memo", "")])
書き出したCSVはExcelやGoogleスプレッドシートで開けます。コードを書く場合も、URLをコードと一緒に共有しないよう気をつけてください。
うまく取れないとき(主なエラー)
| HTTP | error.code | 意味と対処 |
|---|---|---|
| 404 | feed_unavailable | URLの誤り・期限切れ・失効・プランによる停止・対象の子どもの削除のどれか。アプリでフィードの状態を確認する。作った直後やプレミアム再加入直後も、少しの間404になることがある |
| 413 | feed_response_too_large | データが多すぎる。もっと短い取得期間のフィードを作り直す |
| 429 | rate_limit_exceeded | アクセスしすぎ。間隔を空けて再試行する |
| 500 | internal_error | 一時的なサーバーエラー。時間を空けて再試行する |
記録が1件もない期間でも、エラーではなく空の一覧が返ります。エラーのときに「記録0件」として画面を上書きしないようにしておくと、ダッシュボードが急に空になる事故を防げます。
よくある質問
ぴよログのAPIで記録を書き込むことはできますか?
できません。データフィードは読み取り専用で、公式ページにも書き込みの方法は案内されていません。
きょうだい2人分をまとめて取れますか?
1つのフィードの対象は1人です。2人分を見たいときは、子どもごとにフィードを作ります。無料は1件までなので、2人分ならプレミアムが必要です。
有効期限が切れたらどうなりますか?
そのURLでは取れなくなります。新しくフィードを作り、連携先のURLを差し替えます。期限切れ・失効済みのフィードは、90日後に管理画面から表示されなくなります。
子どもの記録を削除するとフィードはどうなりますか?
対象の子どもが削除されると、そのフィードは失効します。あとで子どもを復元しても、同じURLは再開できません。
日記や写真もダッシュボードに出せますか?
出せません。日記・写真・画像URLはフィードに含まれません。
まとめ
- データフィードは、直近の記録をJSONで取り出せる読み取り専用の公式API
- iOSアプリの設定 →「データフィード」で、管理権限のある人が作る
- 無料は1件・24時間・90日、プレミアムは5件・最大28日・最長無期限
- 日記・写真・子どもの名前などは含まれず、睡眠時間は自分で計算する
- URLはパスワードと同じ。漏れたら失効させて作り直す
- 長期保存やバックアップには向かないので、それはエクスポートとアカウントリンクで
※本記事は、ぴよログ公式「データフィード — 使い方とデータ仕様」(データ仕様v1・2026年9月18日更新)、株式会社ぴよログ代表 榊原洋平さんのノート(2026年9月15日)、App Storeの掲載情報(バージョン9.5.3)をもとに、2026年10月25日に確認した内容で作成しています。Androidアプリでのフィード作成手順は公式情報で確認できなかったため断定していません。仕様は変更されることがあるため、実装する前に公式ページを確認してください。